大学校及び設置科 沖縄職業能力開発大学校 物流情報科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 物流概論、輸送概論、物流機械運転実習、物流機械実習、物流システム実習、物流システム設計実習
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

物流荷役機器の運転・荷役操作技術、物流荷役機器の管理手法、物流情報システムの構築手法

製作の目的と概要

 近年、物流現場における労働力不足解消や高度化や効率化が課題となっている。今後の物流業界に役立てるための新たな技術として小型無人航空機(ドローン)による山間部など過疎地や離島への物資配送などの遠隔操作の利用が検討されています。
 これらの技術に興味を持ちその一端を学ぶために、荷役機器(フォークリフト)の遠隔操作の可能性を検証するためにRC(ラジコン)と無線カメラを使用した実験により、作業効率・安全性の観点から、遠隔操作の可能性や問題点について考察します。
★技能・技術習得目標:
 本テーマを通して、対象となるものの背景を理解して製作物のコンセプトを立案します。物流管理や情報技術の各種要素を取り入れながら、製作物の仕様、設計、製作、調整、評価等の総合的な実践力を身に付けます。

成果

物流荷役機器としてフォークリフト(実機を選択し、フォークリフト技能講習の実技試験コースを対象として、実機でのコース運転状況を撮影し、1/6スケールのラジコンにWebカメラを用いた遠隔操作環境を構築し、作業効率・安全性の観点から、遠隔操作の可能性や問題点について考察します。
★アピールポイント:
安価な市販品を活用して物流荷役機器の遠隔操作環境が構築でき、遠隔操作を体験できます。ポリテクフェスタ等で小学生等のお客様に物流荷役機器の遠隔操作を体験してもらい楽しんでもらうことができます。
物流荷役機器の遠隔操作について(H27)の画像1
図1 熟練者による撮影運転
物流荷役機器の遠隔操作について(H27)の画像2
図2 RCの前方・荷役用カメラ
物流荷役機器の遠隔操作について(H27)の画像3
図3 1/6技能講習コース