災害事例にみるフォークリフト荷役作業の問題とその対策(H27)
大学校及び設置科 |
港湾職業能力開発短期大学校 横浜校 物流情報科 |
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 |
荷役論、物流機械工学、物流機械管理論、生産工学、安全工学、物流機械運転実習 |
課題に取り組む推奨段階 |
専門課程2年 |
課題によって養成する知識、技能・技術 |
安全作業技能、問題解決、指導技術 |
製作の目的と概要
港湾・物流業界においてフォークリフトによる荷役作業は必要不可欠ですが、安全第一が叫ばれている現在でも災害事例が数多く報告されています。事故原因の究明もヒューマンエラー的な部分で解決を図る傾向が見られ、機械の構造に起因する要素を十分把握できていないように思います。フォークリフトの資格は港湾短大の学生には必須であり、多くの修了生が従事する業務であり、安全に対する高い意識が求められています。そのためには確実な車体構造や操舵特性の理解と適切な作業方法の習得が重要になります。
本課題では、平成26年度に港湾短大神戸校で行われたフォークリフト荷役時の災害事例の検証結果を再検討するとともにリーチフォークリフトにおいて同様の検証を行い、車体構造や操舵特性を理解し、安全で能率的な荷役作業方法を考察・提案するとともに危険に対する意識の高揚を図ることを目的としています。
★技能・技術習得目標:
課題を通して、実験計画技術、安全作業実践技術、問題解決・改善技術を習得します。