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ミニチュア油圧システム教材の製作(H28)
| 大学校及び設置科 | 北海道職業能力開発大学校 生産技術科 |
|---|---|
| 課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 | 油圧・空圧制御、機械設計、機械工作実習 |
| 課題に取り組む推奨段階 | 専門課程2年 |
| 課題によって養成する知識、技能・技術 | 基礎油圧理論、油圧基礎回路、油圧機器、機械設計技術、機械工作技能 |
製作の目的と概要
多くの受講者数が見込める油圧セミナーですが、本校には実習の設備がありませんので、ポリテクセンターの機器を借用して実施しなければならないという不便な状況です。そこで、既存の小型・軽量透明モデル油圧教材にシリンダ装置等を付加することによって、機器特性試験等が実施できる可搬式の油圧教材を製作します。それにより、本校においての授業やセミナーが実施できるようになるだけでなく、多くの需要を占める苫小牧地区への出張セミナー等の実施も可能となります。
★技能・技術習得目標：
課題を通して、油圧機器に関する基礎知識の習得をはじめとして、方向制御弁など使用機器の構造機能の学習、そしてこれら機器の製作に関する設計および材料、加工法など一連の技術を習得します。
成果
ポリカーボネート樹脂製の直動形リリーフバルブと手動操作の方向制御弁および空気圧シリンダを代用したシリンダ装置の製作を行い、ポンプの吐出特性、リリーフ弁の特性計測およびシリンダの往復動作の確認ができました。シリンダの最大負荷荷重は 180N、50N時のシリンダ速度は 51 mm/sであることもわかりました。
★アピールポイント：
構成機器が透明の樹脂で作られていますので、内部構造や油路の観察が容易で、ポリテックビジョンの展示において、シリンダ装置の駆動のデモンストレーションには興味を持ってもらうことができました。
