大学校及び設置科 東北職業能力開発大学校 附属秋田職業能力開発短期大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 電気電子工学実習、電子回路、マイクロコンピュータ工学、組込みオペレーティングシステム、センサ工学
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

はんだ付け技術、マイコンによるプログラミング制御、C言語プログラミング、電子回路設計・製作

製作の目的と概要

携帯電話などの通信機器や身近な家電製品、自動車や工業用機械等は現在において電子制御化されています。このような電子機器の製造にはハードウェアだけでなく、ソフトウェアの技術も必要となります。
若年者ものづくり競技大会に参加することで、同年代の学生たちと電子回路組立ての技術を競い合い、知識と技術を高めることとなります。また、次年度に向けた引き継ぎ資料を作成します。さらに、この経験を活かして東北ポリテックビジョンのものづくり競技大会の準備と大会への出場、後輩への指導を行うことで、知識だけでなく精神的な向上を図ります。ものづくりを通して、技術だけでなくコミュニケーション能力において企業ニーズに合った人材の育成を目指します。
★技能・技術習得目標:
・若年者ものづくり競技大会「電子回路組立て」への参加と技術習得、次年度に向けた引き継ぎ資料の作成
・技能検定2級電子機器組立ての資格取得とはんだ付け技術の後輩指導、次年度に向けた引き継ぎ資料の作成
・東北ポリテックビジョンのものづくり競技大会への準備と後輩指導

成果

「第11回若年者ものづくり競技大会」に出場しました。入賞はできませんでしたが、大会終了後、当日課題で使用されたスティックコントローラー基板を製作し、プログラム解答例を作成しました。
また、技能検定2級電子機器組立てを受験し、実技試験において合格することができました。実技試験の対策として、実技課題の製作手順とポイントを示した動画を制作しました。
さらに、東北ポリテックビジョンの「電子情報系ものづくり競技会」へ出場しました。学生たちは競技会に出場するだけでなく、同じ競技会へ出場する1年生にもはんだ付け技術やプログラミングの指導を行いながら、練習に取り組みました。その結果、当校から入賞者を2名出すことができました。
★アピールポイント:
ものづくり競技会や技能検定を受験するための技術習得と反復練習をとおして、はんだ付けの技術やプログラミングを向上することができました。そして、後輩の指導を行うことで、自分たちの知識をさらに高める必要性と説明をどのようにすれば相手に理解してもらえるか実感することで、指導方法を学ぶことができました。
ものづくり競技大会への取組み(H28)の画像1
図1 スティックコントローラー基板
ものづくり競技大会への取組み(H28)の画像2
図2 実技課題対策動画
ものづくり競技大会への取組み(H28)の画像3
図3 電子情報系ものづくり競技会