大学校及び設置科 東海職業能力開発大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 電気電子工学、電子情報数学、電気回路基礎実習、複合回路技術、複合回路実習、計測技術、インターフェース技術
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

無線設備(送受信機、電力増幅)および空中線系理論、構造、機能に関する知識。 測定機器の理論、構造および機能に関する知識、測定器使用の技能。 電波伝搬の知識。

製作の目的と概要

近年、無線技術は非常に身近であり必要不可欠な存在になっていますが、電子情報技術科の実習においては、ZigBee®やBluetooth®などのモジュールをブラックボックスとして使用している場合がほとんどです。
本課題では、7MHzアマチュア無線機を開発することにより、無線機器に関する技術、および空中線系の理論、電波伝送の技術の習得を目的としました。

★技能・技術習得目標:
課題を通して、電気、電磁波に関する基本的理解、および無線工学を中心とした応用的な開発技術を習得します。

成果

アマチュア無線7MHz帯に対応した実用的な無線機を開発しました。デジタル技術(集積化技術)を多く用いた最新の高機能ハイパワー無線機に比べ、旧式で送信出力10Wクラスではありますが、海外との交信も十分可能で、実用上遜色のない無線機として完成させることができました。

★アピールポイント:
ポリテックビジョンのときには、会場に簡易的なアンテナを設置し、アマチュア無線の実際の交信を受信するデモを行い入場者に楽しんでもらうことができました。
7MHzアマチュア無線機の制作(H28)の画像1
図1 システム概要
7MHzアマチュア無線機の制作(H28)の画像2
図2 制作した無線機
7MHzアマチュア無線機の制作(H28)の画像3
図3 屋上に設置したアンテナ