大学校及び設置科 東海職業能力開発大学校 附属浜松職業能力開発短期大学校 電気エネルギー制御科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 シーケンス制御、シーケンス回路実習、シーケンス制御実習Ⅰ、シーケンス制御実習Ⅱ、FAシステム実習、制御盤制作実習、CAD実習
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

シューティングゲーム(バスケットボール)の設計、製作を通して、電動アクチュエータ・タッチパネル制御、制御装置のプログラミングを理解し、設計・開発・配線・プログラミング・動作確認までの一連の技能・技術を習得します。

製作の目的と概要

★目的 
 FA生産ラインに用いられているPLCを用い、設計・製作および動作確認までを実施します。電気エネルギー制御科の1つの柱として、”制御”があり、本テーマを実施することにより、授業で学んだ、”制御”の技能・技術を活用することができ、総合製作実習に最適な課題といえます。

★概要
バスケットボールを用いたシューティングゲームは、コイン投入後、制限時間内のゴール数を競う装置です。
今回は既存の装置の内容に,下記の機能を追加しました。
①バスケットリングを左右に可変速(急加速・急減速)させる。
②タッチパネルを用いて操作性を向上させる。
③音声の録音・出力をする。ゲーム開始前にプレイヤーの声を録音し、ゲーム中にシュートが入ると録音した声を出力させる。

成果

筐体の設計・製作、PLCの機器選定・設置・配線・プログラミングと、一連の流れを理解し、ポリテックビジョンの展示では、プレイヤーからの笑顔を見ることができました。
特に、ゴール数をカウントするセンサの位置は、センサの選定(動作範囲)、設置(位置・角度・調整)を行い、誤差が出ないように調整に時間がかかり、センサの設置の難しさを学ぶことができました。
シューティングゲーム製作(バスケットボール)(H28)の画像1
図1 本体
シューティングゲーム製作(バスケットボール)(H28)の画像2
図2 制御盤
シューティングゲーム製作(バスケットボール)(H28)の画像3
図3 表示部