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課題の要約
卓上空気圧プレス機の製作(H28)
大学校及び設置科
四国職業能力開発大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
機械設計製図、材料力学(Ⅰ)、CAD実習(Ⅰ・Ⅱ)、シーケンス制御実習(Ⅰ・Ⅱ)、特殊加工実習、油空圧制御
課題に取り組む推奨段階
専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術
機械設計製図の知識、空気圧機器の知識、タッチパネルの知識、3次元CAD設計技術、機械加工技術、レーザ加工技術、PLCによるプログラミング技術、ステッピングモータの知識と制御技術、電気配線の技能
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
プレス機械は、作業効率の面から光線式安全装置を採用しているものが多いため、センサの隙間やプレス機の側面から危険区域に手・指を入れることができます。そこで、作業区域全体をガードで覆い、安全性を重視したプレス機を製作しました。
★技能・技術習得目標:
課題製作を通して、仕様決定や強度計算、空気圧機器のサイジング、機械設計、機械加工、組立・調整、電気配線およびPLCによる制御等の機械製作に必要な実践力を習得します。
成果
本機は、幅50㎜×長さ70㎜×厚さ1㎜のアルミ板(A5052)をV形に曲げる専用のプレス機です。ステッピングモータで制御されるバックゲージにより、ワーク寸法に合わせて曲げ位置を調整できます。
また、タッチパネルで運転操作や加工数・曲げ位置を指定し、1分間に5個加工することができます。
本機は、ワーク供給、搬送、加工、排出の工程を自動化したことで、プレス機の周囲をガードで完全に遮蔽でき、その時のみ運転できるよう安全性を高めました。
★アピールのポイント
ポリテックビジョンで展示し、来場者に製作目的や機能を説明しました。専門課程展示の部で、優秀賞が授与されました。
また、オープンキャンパスにおいて、生産技術科の学習内容を紹介する一例として活用しています。
図1 全体図
図2 ガードとセンサ
図3 操作パネル画面
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