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課題の要約
配達品の受取収納システムの製作(H28)
大学校及び設置科
港湾職業能力開発短期大学校 神戸校 港湾流通科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
電気電子概論、ハードウエア概論、ソフトウエア概論、電気電子機器実習、物流機械実習
課題に取り組む推奨段階
専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術
システムプログラミング技術、ネットワーク通信技術、システム構築技術、WEB制御技術
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
ネット販売の普及により大量の商品が各家庭の玄関まで配達される時代となりました。そのため物流業界ではトラックドライバーの不足も伝えられています。今後もこの傾向は続くものと思われます。
このような情勢を考慮して本人が不在でも配達品が届けられる受取収納システムを製作しました。
本システムは玄関・マンション・駅・コンビニなどへの設置を想定しており、荷物の収納・受取の操作は自分のスマートフォンをコントローラとして利用することができます。
また、このところ、このような社会情勢を反映してこうしたボックスを「宅配ボックス」といわれるようになっています。
★技能・技術習得目標:
システム開発環境構築、プログラミング技術、WEB制御技術
成果
普及している収納ボックスをそのまま真似た仕様ではなく、オリジナルな収納ボックスを作ることができました。扉のロック機構はメンテナンスフリーで構成されています。また荷物の収納、取出し時の扉のロック操作はWiFiで行うことができる仕様にしました。また画像を扱うことで配達品を盗難などから守る防犯上の対策となり、画像を利用して配達人と受取人が対話しながら受け取れる疑似的な対面受領の実現が可能になりました。
★アピールポイント:
使用したマイクロコンピュータは、今後普及が見込まれる教育用コンピュータRaspberryPi®で、組み込み用途での可能性を示したものになりました。また製作途中の検証項目をドキュメント化したので、そのノウハウはセミナー教材として活用できるものと考えます。
図1 システム概要
図2 WiFi操作
図3 RaspberryPi®資料
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