大学校及び設置科 東北職業能力開発大学校 附属秋田職業能力開発短期大学校 住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 未入力
課題に取り組む推奨段階 専門課程
課題によって養成する知識、技能・技術

制作を通して、①和風建築、茶室に関する知識の習得、②部材相互の関係を理解した詳細図作成のための知識、技術の習得、③木材の加工技術の向上、④壁紙等仕上げ材料の施工技術を習得しました。 制作にあたっては担当学生相互の協調性と各部材加工に責任を持って取り組むことを意識して進めました。

製作の目的と概要

本テーマではこれまで取り組んできた組立式茶室の構造や意匠を見直し、組立方法の改善、組立部材の軽量化、組立式であることをいかした意匠による茶室の制作を目的としました。
制作を通して、①和風建築、茶室に関する知識の習得、②部材相互の関係を理解した詳細図作成のための知識、技術の習得、③木材の加工技術の向上、④壁紙等仕上げ材料の施工技術を習得します。

成果

大きさが約3.03m×2.97m、高さが約2.25mの二畳台目の組立式茶室を制作しました。
壁と天井の材料として使用した硬質紙ボードによって軽量化ができ、壁の一部を屏風状につないだことによって、柱材の一部省略と組み立てやすさを実現できました。断面を小さくした柱と壁の仕上げに張った紙の風合い、落し掛けに使った竹などの組み合わせによって、軽さが感じられる茶室とすることができました。
組立式茶室の製作Ⅲ(H29)の画像1
図1 茶室外観
組立式茶室の製作Ⅲ(H29)の画像2
図2 茶室内観