大学校及び設置科 関東職業能力開発大学校 建築科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 未入力
課題に取り組む推奨段階 専門課程
課題によって養成する知識、技能・技術

屋根修繕工事を進める為の実習プロセス(調査・基本計画→施工計画→施工準備→資材加工→実施工)を整理し、各実習プロセスに必要な作業細目を把握した上で施工計画を立案し、計画に沿って自らが施工を行いました。このことから、修繕工事において必要な施工管理技術、施工知識を習得しました。また、本実習において個々に与えられた役割を、決められた工期内にやり遂げる為に必要な「責任感や計画性を持った行動力、持続性」、チームで協力し物事を達成する為に必要な「協調性」、より良いものをつくりたいというものづくりへの「好奇心」を身につけることができました。

製作の目的と概要

現在、わが校の本館南側に位置する喫煙所の屋根は老朽化に伴い、雨漏りを起こしています。利用者からは改善を期待されており、本実習では屋根の修繕工事を行い、その成果物を大学校に提供し貢献します。また、修繕工事の調査・基本計画から施工に至る一連の流れと施工管理手法を習得することを目的に取り組みました。      
なお、修繕対象とした建物は平成16年度に建築施工システム技術科の学生が開発課題で製作したものであり、その成果より「SMOKERS'STYLE COMPETITION 2006」で表彰された非常に価値のあるものです。その為、工事内容は修繕とし、建物の維持に努めました。

成果

既存建物の屋根下地をそのまま生かし、既存屋根仕上げ(ポリカーボネート中空板)から新規屋根仕上げ(鋼製折板)へ張替える為の施工計画の立案及び施工実習を行いました。
喫煙所屋根の雨漏り修繕工事を例とした施工計画・施工実習(H29)の画像1
図1 修繕後の建物(南西側)
喫煙所屋根の雨漏り修繕工事を例とした施工計画・施工実習(H29)の画像2
図2 外部足場計画図に基づく施工状況
喫煙所屋根の雨漏り修繕工事を例とした施工計画・施工実習(H29)の画像3
図3 けらば納まり詳細図