大学校及び設置科 東海職業能力開発大学校 附属浜松職業能力開発短期大学校 電気エネルギー制御科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 未入力
課題に取り組む推奨段階 専門課程
課題によって養成する知識、技能・技術

技術:機械図面CAD、電気回路CAD、シーケンスプログラム(ラダー)、グラフィック(タッチパネル)、Arduino®言語、アンケート解析(分布評価・相関分析)、組立て時のトルク管理、スケジュ-ル管理(ガントチャート、アローダイアグラム) 技能:レーザー加工操作、ファインカッター操作、ボール盤操作、プレスブレーキ

製作の目的と概要

★目的
有接点、PLC、マイコン、センサを用い、設計・製作および動作確認までをQCDを意識して実施することは複合技術を要します。電気エネルギー制御科の1つの柱として、「制御」があり、本テーマを実施することにより、学生は授業で学んだ知識・実験・実習の技能・技術を活用することができ、総合制作実習に最適な課題といえます。
★概要
庭が小さい1戸建てに置いたりマンション・アパ-トの省スペースのベランダに置いたり、帰宅が遅くてス-パに行くことができない独身者が使用できることを目指しました。
今回は1号機と2号機を制作し、1号機ではPLCを主体として24時間の水循環によるろ過、発育補助光源としてのLED照明の点灯時間設定、水がこぼれた時の緊急停止の動作、またマイコンを使った温湿度管理を行いました。1号機の開発及びアンケ-ト結果をもとに1号機改造と2号機をマイコン制御を主体としてコンパクト化、コスト削減を行い部屋の中で使用できる小型化としました。

成果

1号機は、9月に「第7回産業振興フェアinいわた」に出展することが決まっていたことから、短期間での制作に向けてベンチマ-キングとQCDを意識した活動を行い、筐体の設計・製作、PLCの機器選定・設置・配線・プログラミングと一連の流れを理解して制作に取り組んだことで、来場者からは良い評価と改善点をいただくことができました。10月から1号機の改善点を整理してポリテックビジョンin浜松では1号機改造版と2号機の展示ができました。
特に、5か月ごとに制作していく工程の難しさはチ-ムワ-クなくしてはできないことを学生は学びました。また授業で習わなかったレーザー加工機の操作方法、マイコンプログラミングの応用を学ぶことができました。
PLC及びマイコンを活用した水耕栽培ユニットの製作(H29)の画像1
図1 1号機
PLC及びマイコンを活用した水耕栽培ユニットの製作(H29)の画像2
図2 1号機制御盤
PLC及びマイコンを活用した水耕栽培ユニットの製作(H29)の画像3
図3 2号機