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課題の要約
都野津のまちづくり ~集合住宅計画編~(R2)
大学校及び設置科
中国職業能力開発大学校 附属島根職業能力開発短期大学校 住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
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課題に取り組む推奨段階
専門課程
課題によって養成する知識、技能・技術
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製作の目的と概要
江津市の西部に位置する都野津町は、かつては石州瓦?生産の中心地として栄え賑わいがありました。しかし、現在は、全国の中山間地域にとって共通の課題である少子高齢化や人口減少という問題に直面しており、昔の形を残したままの空き家や空き地が増え、昔の賑わいは消え静かな町となっています。
都野津町のまちづくりについては、地域住民が主体となり様々な活動が行われているところですが、本制作では学生の視点でまちづくりについて考え、空き地や空き家を活用した設計提案を行います。まちなみ調査の結果を分析し、そこから抽出した問題点や課題を踏まえ、町に定住したい人を支援する仕組みや、町の人を巻き込み賑わいを取り戻すための仕組みを考えた、町おこしができる集合住宅の計画です。また、この成果は町や市へ提案を行うなど広く知らせることで、都野津町のまちづくり機運向上のきっかけとなり、地域活性化の一助となる提案とすることを目標とします。
成果
制作にあたり行った各調査の結果は、「瓦産業」「交通機関」「商店」に視点を当てプレゼンテーションボードにまとめました。また、設計においては、調査の結果やその他必要な情報収集を行いながら、町おこしにつながる仕組みについて考え、定住や町おこしを促す集合住宅を設計しました。各種図面を作成し、図面では伝わらない全体イメージや敷地との調和を表現するため建築模型とCGパースを作成しました。この過程において自らの構想をどう表現するか試行錯誤することでプレゼンテーション力を養うことができました。
実在する敷地での計画は、人口減少や高齢化社会、商店街の衰退など地域を取り巻く諸問題を把握することができ、それらを考慮して建築計画を行うことで、社会に対して問題意識を持つと同時に解決策を模索することの重要性を認識できました。また、現地での調査を繰り返したり、地域住民の方にお話を聞いたりすることで、地域の課題をより現実味をもった問題としてとらえることができ、学校では学べない貴重な経験ができる総合制作実習となりました。
図1 集合住宅模型
図2 パース1
図3 パース2
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