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課題の要約
海洋ロボット ROV の設計・製作(R2)
大学校及び設置科
中国職業能力開発大学校 附属福山職業能力開発短期大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
未入力
課題に取り組む推奨段階
専門課程
課題によって養成する知識、技能・技術
未入力
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製作の目的と概要
生産技術科では、3DCADを活用した機械設計技術からNC機械加工技術まで、製造業のフロー(流れ)に沿って幅広く習得できます。しかし残念ながら「理工系離れが進む」現役の高校生にとっては、技術自体を学ぶ前に、技術を「楽しく体験できる場」が身近に無いために、感動体験も少なく、そこから工科系能開短大校等への進学動機に結びつきにくくなっているようです。
そこで、短期間の総合制作実習において完動品を製作でき、在学生や次の入学生である高校生が楽しく設計を体験できる課題として、学生による海洋ロボットROVを製作しました。製作を通して、校外で開催される技術競技会(ROV部門)への参加やオープンキャンパスにおける「楽しい体験の場」の提供をねらいました。
成果
①学生が慣れ親しんでいるゲームコントローラを入力コントローラとして、ROV本体前部のカメラによる海中映像を見ながら、ROVを自由に海中で操縦できます。操縦者の指令どおりに、前・後進、右・左平行移動および回転、潜航・浮上移動(4自由度運動)できます。空中におけるドローンと同様に、海中においてもROVが進行方向へ機体の向きを固定でき、特定水深における機体の水平姿勢制御が可能です。
②機体の設計は、全て学生が和気あいあいと構想設計から詳細設計まで行いました。主な使用材料は、軽量化のためのA5052(フロントパネル・アルミフレーム部品)および耐海水腐食性に優れるSUS304(ステンレス板金部品)であり、短大校で普通に製作可能なサイズで設計してあります。オープンソースハードウェア/ソフトウェア(機体制御用Pixhawk®、地上局PC用アプリ)を活用し、LAN通信用機器としてRaspberry Pi®を使用しています。
③初参加となった第5回沖縄海洋ロボットコンペティション(ROV部門)では、残念ながら5位でした。今後はオープンキャンパス等のイベント用としてだけでなく、これからのスマート漁業(生簀内の魚の状態・海中インフラの稼働状態の確認作業や海中で作業するダイバー向け支援作業)にも対応できるように、さらにパワフルで機動力を向上させた6自由度機体の設計・製作計画が現在進行中(令和2年度完成予定)です。
図1 ROV とTeam Aメンバー
図2 設計モデルの例(Team A)
図3 ROV とTeam Bメンバー
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