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課題の要約
レスキュークローラーの製作(H19)
大学校及び設置科
四国職業能力開発大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、機械加工、数値制御加工、製図、2 次元CAD、機械要素設計、材料、力学、測定
課題に取り組む推奨段階
機械設計製図、数値制御加工実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、主に機械要素設計及び機械加工技術の実践力を身につける。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
本製作では、災害などで倒壊した建物の内部など、人間が直接近づけない危険な場所の被災状況確認を目的としたレスキューロボットを製作しました。ロボットは不整地でも走行性の高いキャタピラと状況確認のためのCCDカメラを搭載しています。カメラ位置はコントローラからの指令で視点を変えることが可能で狭い場所に入る時にはカメラを下げ状況を確認する時にはカメラを上げ広い視野を確保できるようにしました。操縦はコントローラに装着された液晶パネルを見ながら無線で操縦できます。ロボット、コントローラ共にバッテリーで駆動するため野外での運用が容易になっています。
成果
今回製作したロボットとコントローラを図1,2に示します。試運転の結果、前進・後退、左右旋回またカメラ部の高さ調整や角度調整機能等、予定通りの動きを達成し一定の成果を得ました。しかし100mm以上の段差が越えられないことや、操縦できる距離が見通しで60m程度と短いこと、さらに2種類のバッテリーを搭載する必要があるなど課題があります。表1にレスキュークローラーの車体寸法を示す。
図1 ロボット外観
図2 コントローラ
表1 レスキュークローラー車体寸法
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