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課題の要約
1/5ラジコンエンジンカーの設計・製作(H19)
大学校及び設置科
北海道職業能力開発大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、機械加工、測定、材料、力学、設計・製図、CAD
課題に取り組む推奨段階
機械設計製図及び機械加工実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、主にメカニズム設計及び機械加工技術の実践力を身に付ける。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
総合制作実習のテーマとして、ここ数年間1/5 ラジコンエンジンカーのグループ製作に取り組んできました。製作目的は自動車に使われている機構の理解や更に機械技術全般の理解を深めることなどがテーマとなっています。スケールカーのサイズを1/5 にしたのは、より小さな一般的スケールサイズに比較して実車に近い構造で製作できると考えたからです。昨年度まではサスペンション機構部やステアリング機構部の設計製作及びボディーの成形加工を中心に製作を進めてきました。今年度は最終的な完成を目標として、フレームレイアウトの最適化によるフレームの再製作やフレーム幅変更にかかるサスペンション機構の再設計などを題材としてテーマに取り組みました。
成果
今回製作したラジコンカーを図1、基本仕様を表1に示します。
フレームレイアウトは一番の重量物であるエンジンをフレーム中心に配置するMR 方式としました。更に燃料の消費によって重量が変化する燃料タンクをフレーム中央付近に配置し、燃料消費による重量変化の影響をなるべく抑えようとしました。特に今回のラジコンカーはオフロードの仕様であるため、路面の悪コンディションに対する耐衝撃性を考慮したフレーム剛性を重点項目として設計しました。
サスペンション機構は、ジオメトリの設定と調整が容易で剛性を得やすいという利点からダブルウイッシュボーン形式を採用しました。サスペンションストロークはダンパーの最大ストロークである30mm を確保できるように設計しました。また、後輪部は前輪に比較して外力による衝撃が少ないため、重量の増加を抑え調整がしやすいセミダブルウィッシュボーン式を採用しました。
ボディーは軽量かつ丈夫であることや曲面形状を成形しやすいことなどを条件としてFRPを使用しました。
図1 外観
表1 基本仕様
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