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課題の要約
CGによる旧那覇市街地の町並み再現(H19)
大学校及び設置科
沖縄職業能力開発大学校 住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、建築計画、建築史、建築設計実習、CG実習
課題に取り組む推奨段階
CG実習及び建築史終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
建築計画・建築史の知識を学び、即戦力として実務に耐えうるレベルのCADの実践力を養い、プレゼンテーション技法を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
本課題は、地元である沖縄の古建物を含む町並みを調査することにより、昭和初期の時代の建築様式、風俗、町並みの構成を知ることを目的としました。土地に刻まれた歴史や文化を知ることは、今後の町づくりやその土地に適した建築を設計する際に重要であると考えております。
本課題では、以下の点に焦点をおき課題を制作しました。
・那覇市の近代の様子(町並み、文化)を理解し、当時の建築技術・技法を知ること。
・町づくりは建築家のみが行うものではなく、地域の住民と共に創られていくという観点から、再現された建物及び町並みが県民に容易に理解できるようにビジュアル化を試みることとしました。
成果
戦前の沖縄の中心市街地であった那覇市の電車通り及び大門前通りの町並みを再現した5分間のムービーを制作しました。再現地は、戦前の那覇の官公庁、公共施設及び生活必需品などを扱う商店などが集中しており、政治、経済、文化の中心でありました。図1は、CG(コンピューターグラフィック)で再現された電車通りから大門前通りを望む風景です。制作にあたり、古地図及び米軍が撮影した爆撃前の航空写真を元に建物の位置を特定し、古写真から平面図・立面図・透視図を作成しました。通りを中心とした24個の物件を作成しました。
なお、本課題は2008年5月17日、沖縄県立博物館主催の博物館文化講座「CGによる旧那覇市街地の町並み再現」として沖縄県民向けの講演会を実施しております。
図1 電車通りから大門前通りを望む風景
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