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課題の要約
木造住宅に関する教材作製について(H19)
大学校及び設置科
九州職業能力開発大学校 建築科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、木材加工、木造住宅施工、材料、力学、建築設計・製図、仮設、ホームページ制作
課題に取り組む推奨段階
建築設計製図及び木造住宅施工実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、主に木造住宅に関する設計施工技術の実践力を身に付ける。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
本課題では、木造住宅の施工技術を習得すると共に建築科における建築施工実習?で活用できる教材作成を目的に9名の学生で取り組みました。施工した建築物は約3坪で構造部材を中心としたものであるが、基礎の施工から細かな部材や金物の取り合いといった一連の施工作業を盛り込んだ設計・施工を実施しました。
また、作成した教材は、建築科の新入生が木造住宅について理解しやすいよう以下の点を目標として取り組みました。
・意匠・構造・施工の関連性が理解できるよう一連の設計図書を作成すること
・各教材は施工に関する知識を理解すると共に安全作業について理解できるものとすること
・興味が持てるようビジュアル的で楽しいものにすること
成果
今回施工した木造住宅を図1に、教材のHPを図2に示します。9名で取り組んだこともあり、施工管理に必要なリーダーシップや協調性をそれぞれの学生が習得できたと考えます。今回は教材を作成するために施工を行ったため、ただ施工するだけではなく教材を通していかに楽しく建築施工に取り組むかを考えながらそれぞれの学生が取り組んだため、通常の施工よりも時間を要したが、教える側の視点に立った安全作業などを学び、施工管理について更なる知識の習得につながりました。
現在、新入生に対して作成した教材を使用して、各種道具の使用方法から、安全作業さらには施工方法・手順(図3)を説明するのに使用しています。単に言葉で説明するだけでなくその日の作業などをビデオ教材やアニメーション教材で確認でき、興味を持つことはもちろん危険予知にもつながっています。
図1 施工建築物の外観
図2 教材ホームページ
図3 施工手順アニメーション教材
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