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課題の要約
競技用電気自動車の製作(H18)
大学校及び設置科
東海職業能力開発大学校 制御技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、機械加工、測定、材料、力学、設計・製図、計測・制御、電気・電子
課題に取り組む推奨段階
電子工学およびディジタル回路終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、問題発見、解決を行うことにより製品等開発の実践力を身に付ける
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
学生・エンジニアなどへの各種技術・環境問題の啓発として、一定のエネルギーでどれだけ多くの距離を走行したかを競うエコラン競技が開催されています。
本課題では、鉛蓄電池(バイク用バッテリ)をエネルギー源として、モータを動力源として競技用の電気自動車を製作し、実際に競技に参加しました。この競技に参加することで、車両の客観的な性能がわかり、また耐久性やメンテナンス性などの問題点・課題点が明らかとなりました。それらを参考に、より効率よく走行するために車両の改良を行ないました。
成果
製作した車両は、図1および表1に示すとおりです。競技会では、モータの制御回路に過電流が流れたことによる不具合で走行のペース配分が不可能となり、競技時間60分のうち、あと10分を残して停止してしまいました。直前まで順調でしたが、このように競技に参加することで初めてわかる問題点もありました。
競技会後は、電流制限回路を追加するなどして、より高効率に走行できるよう改善しました。
また、加工・組立の際のわずかな誤差が大きなエネルギー損失となることが実感でき、しっかりとしたものづくりは省エネルギーに貢献できるものと考えています。
図1 車両外観
表1 製作した車両の仕様
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