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課題の要約
Core-Shell型錠剤の薬物放出抑制効果と薬物放出モデルの解明(H19)
大学校及び設置科
職業能力開発総合大学校 小平キャンパス 環境化学科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
有機工業化学(高分子の基本物性に関する知識)、機器分析(吸光光度分析に関する試料前処理や分析に関する技術)
課題に取り組む推奨段階
有機工業化学及び機器分析実験終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
研究課題を通して、高分子を用いた機能性材料に関する実践的な開発技術を身につける。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
本課題では、胃液または腸液中での薬物放出時間を自由にコントロールすることが可能なCore-Shell型錠剤の開発を試みました。錠剤Shell部の成分であるカルボキシメチルセルロース(CMC)とメチルグリコールキトサン(MG)のモル分率を変えた錠剤や、厚さを変えた錠剤を調製し、その薬物放出挙動の検討と薬物放出モデルを解明しました。
成果
錠剤の厚さを1.7mmから5.6mmまで5段階に厚くしていくと、薬物のCore部からの放出は抑制されました。この結果から、錠剤の厚さを制御することで、効果的に薬物放出時間をコントロールできることが明らかになりました。
錠剤Shell層中のMGモル分率を変化させることで、図1に示すような3種類の薬物放出モデルを考えることができました。
(1)「MG溶解モデル」 MGの溶解挙動が薬物放出時間を決める錠剤
(2)「PIC崩壊モデル」 ポリイオンコンプレックスの崩壊特性が、薬物放出時間を決める錠剤
(3)「ゲル溶解モデル」 ゲル化したCMCの溶解挙動が薬物放出時間を決める錠剤
図1 薬物放出モデル
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