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課題の要約
サーボモータを使用した多歩行パターンロボットの製作(H20)
大学校及び設置科
関東職業能力開発大学校 附属千葉職業能力開発短期大学校 情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
ソフトウェア生産工学(実習)、制御プログラム実習、ディジタル工学(実習)
課題に取り組む推奨段階
基礎学科、系基礎実技終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、ソフトウェアで実際の「もの」を制御する技能と知識を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
ロボットと言う名称は広く一般に認知されていますが、以前は工業用目的が主体であり、一般的に作成・所有できるものではありませんでした。しかし、近年コンピュータテクノロジーの進歩に伴い、安価で高性能なPeripheral Interface Controller(通称PIC)を制御に利用し、駆動系はラジコンなどのサーボモータを使用して、誰にでも簡単に作成できる小型歩行ロボットの製作が市民権を得つつあります。今回よく知られている2足歩行ロボットは避け、4足歩行ロボットの製作を行ったのは、あえて未知の分野に挑戦することで学生のやる気を促し、自由な発想をもって製作に臨んで欲しいと言うねらいもあります。
本年度の実習課題では、そのようなロボットを製作することにより、歩行ロボットというものの構成を理解することと、歩行ロボットを用いて歩行のメカニズムを解析し、状況に応じた理想的な運動モデルについて検証することを実験の目的としました。
成果
今回の制作実習で、いろいろな路面状況に対して最適な歩行メカニズムパターンを適用できる4足歩行ロボットシステムの試作機が完成しました。しかしながら、まだまだデータ収集が不十分で歩行プログラムに充分に適用できていない点もありますが、継続研究への足がかりはつかむことができました。
写真1 試作した4足歩行ロボットの例(試作2号機)
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