大学校及び設置科 中国職業能力開発大学校 附属島根職業能力開発短期大学校 情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 計算機命令実習、計測制御実習、工場内ネットワーク実習、オブジェクト指向プログラミング実習、ソフトウェア制作実習、電気電子工学概論、Webサイト実習、デジタル工学実習、情報通信工学
課題に取り組む推奨段階 上記「課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術」で挙げた科目修了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、赤外線通信、無線通信などの通信技術、電子回路設計技術、センサー活用技術、マイコン制御技術、アセンブラやC言語、Javaなどのプログラミング技術を身に付けます。

製作の目的と概要

本システムは、サッカーロボットをリモコンで操作し、ゴールにボールが入ると得点が自動的に更新され画面に表示される仕組みになっています。
課題の中には、さまざまな技術が使われており、主に赤外線通信とZigbeeなどの通信技術について学ぶことを目的としました。

成果

赤外線通信とZigbeeについて実験を行うことにより、それぞれの長所と短所を比較することができました。
赤外線通信では、指向性(±45°くらい)があり障害物があると通信できませんが、通信距離が2mくらいの範囲では比較的安定した通信を行うことができました。
無線通信では、比較的遠くまで電波が届く(10mくらい)が、近くに無線機器があると干渉を受けやすいことが確認できました。また、得点表示部分では光センサーからの信号を無線でパソコンに送り、そのデータをもとにパソコン側のプログラムで処理を行いますが、通信環境によっては通信が途中で切れることがあるので有線を利用したほうが通信は安定します。
サッカーロボットと得点表示システムの製作(H20)の画像1
サッカーロボット
サッカーロボットと得点表示システムの製作(H20)の画像2
システム構成図