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課題の要約
ロボットハンドを応用したゲーム機の製作(H20)
大学校及び設置科
東北職業能力開発大学校 附属秋田職業能力開発短期大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、機械加工、測定、材料、力学、シーケンス制御、設計・製図
課題に取り組む推奨段階
機械設計製図及び機械加工実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、主に装置の設計・製図、機械加工組立及びシーケンス制御技術の実践力を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
ロボットは人間に近い機能を機械的構造などで実現しようとしたものです。これをシンプルな形で具現化したものとして新潟職業能力開発短期大学校にて開発した「ロボットハンド」があります。今回、このキットを応用し、アーケードゲーム(例えば、クレーンゲーム)などに見られるマン-マシンインターフェースを持ったゲーム機を製作しました。本製作では、「ロボットハンド」の基本構造を可能な限り保存しつつ、マン-マシンインターフェースを付加することで、子供から大人まで簡単に操作できるゲーム機を想定して製作しました。なお、この試作機は、地域のイベントである「産業教育展」での小中学生を対象としたロボットアーム競技会で使用することを目標として作業を進めました。
成果
図1に本課題で製作したロボットハンドを応用したゲーム機を示します。装置の概要は以下のとおりです。Z軸は軽量化を図るために空圧シリンダを天板に固定し、XY軸は位置決めテーブルを2個使用しています。産業教育展でゲームに参加する対象年齢を小学校5・6年生と中学校1年生に想定しているため、ゲーム機全体の大きさは、椅子に座って操作する事を前提に決定しました。制御用ジョイスティックの取り付け高さは、床から550?とし、ロボットアームの大きさ、シリンダのストローク、位置決めテーブルの高さ、格納箱等を考慮し、天板までの高さを900?としました。製作した装置は、大館圏域産業祭の「産業教育展」での小中学生を対象としたロボットアーム競技会のなかで使用され、多くの参加者で大会が開催されました。
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