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課題の要約
ソーラーカーシャーシの製作(H20)
大学校及び設置科
北陸職業能力開発大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
機械加工、測定、設計・製図、溶接、安全衛生
課題に取り組む推奨段階
機械設計製図、CAD実習、機械加工実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題制作を通して、計画、部品調達、加工、組立、調整、改良を実践し、主に溶接技術、機械加工技術の実践力を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
ソーラーカーは、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換し、蓄電池に蓄えモーターにより駆動エネルギーに変換して走行する車であり、大気汚染など環境への影響が極めて少ないクリーンな車です。現在の太陽電池から得られる電気エネルギーは限られているため、走行抵抗をできるだけ減らす必要があります。
三重県の鈴鹿サーキットで開催されるソーラーカーレース鈴鹿への参戦を目指しました。レースは耐久レースで、時間内で一周5.8kmのコースを何回周れるかで競います。クラス別に4時間耐久と8時間耐久レースがあります。出場を目指したのは4時間耐久のクラスです。レース規則があり、それに合致したソーラーカーを製作しなくてはなりません。今回の総合制作実習ではシャーシ部分の製作を行うものです。製作を通じて学生の技術向上を図るとともに、メンバーで協同して作業をすすめる上で必要なコミュニケーション能力の向上を図りました。
成果
以下の流れで作業を進め、ソーラーカーシャーシを完成させました。
? 製作する車両の基礎となるレース規定と仕様の理解
? メンバー全員でソーラーカーシャーシ製作に必要な技術の習得
? 作業スケジュールの作成(進捗状況の見える化)
? 各担当者毎の部品の製作(図1)
? 部品の組立てと調整(図2)
完成後、走行試験を行い、問題なく走行できることを確認しました(図3)。
図1 部品製作
図2 部品の組み立て調整
図3 完成したソーラーカーシャーシ
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