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課題の要約
全自動珈琲メーカーの製作(H20)
大学校及び設置科
四国職業能力開発大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、機械要素、機械設計・製図、力学、3次元CAD、シーケンス制御、電気の知識
課題に取り組む推奨段階
機械設計製図、CAD/CAM実習、シーケンス制御実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、主に機械設計及び3次元CAD、シーケンス制御の実践力を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
従来の一般的な家庭用珈琲メーカーでは、珈琲を入れるたびに、豆の計量、豆を挽く、フィルターの交換、水の供給など多くの手間がかかっています。
そこで珈琲を入れる一連の手順を自動化することにより、手軽に珈琲を楽しめることを目的として、全自動珈琲メーカーを製作しました。
成果
今回製作した全自動珈琲メーカーの各部の構成を、図1に示します。
珈琲豆計量部及び豆供給部の機構の製作は、まず3DCADモデル(CATIA(R) V5)を作り、3Dプリンター(Dimension(TM))で造形しました。材質はABS樹脂です。図2に、珈琲豆計量部を示します。
本機は、95℃のお湯を12人分供給でき、入れる量は、1人〜3人前の選択が可能で、濃さも3段階に調整できます。また、一週間の時間設定ができるタイマを使用しているので、起床時や帰宅時及び一週間の予約ができ、毎日の決まった時間に珈琲を入れることができます。
授業で習った3DCAD技術を活用して、実際の製品に応用する楽しみと喜びを得ることができました。図3に3Dプリンター(Dimension(TM))による製作の様子を示します。
図1 構成図
図2 珈琲豆計量部の断面
図3 3Dプリンターによる造形
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