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課題の要約
USB接続を用いたパソコン制御(H20)
大学校及び設置科
北海道職業能力開発大学校 電子技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
電子回路、デジタル回路、コンピューター工学、信号処理、通信工学など
課題に取り組む推奨段階
上記「課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術」の知識・技術の習得後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、システム設計、プログラム開発、コンピューター制御の実践力を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
本課題では、ノートパソコンを含め、ほとんどのパソコンに搭載されているUSBを用いてパソコンの拡張を行うことを目的にしました。
パソコンの拡張を行う場合、以前はCバスやISAバスを用いて回路を製作し、また、制御プログラムを制作していました。しかし、CバスやISAバスは過去の規格となり、替わってPCIやUSBが主流となっています。
しかし、これらのバス規格は複雑でハード/ソフト共に自作することが難しくなりました。
そこでUSBを使って、マイコン周辺ICを接続し、それらを制御するために必要なアドレス・バス、データ・バス、制御バス信号を生成するUSB汎用バス・ボードと制御対処回路、パソコンで制御するためのプログラムを開発しました。
成果
USBコントローラーにCypress® EZ-USB FX2™ を用い、波形生成の設定を行うことで、Z80-MPUのI/Oサイクルと同等の信号を生成することができました。
また、アドレス・デコーダー回路により、8個のマイコン周辺ICを駆動することができます。プログラム開発は、開発言語に Microsoft® Visual Basic™を使用して、簡単な入出力命令で制御することができました。
本課題では、制御対象物としてA/Dコンバーターを搭載し、加速度センサーを接続することで、パソコン画面にその情報が取得できるシステムを開発しました。
システム構成を図1に示します。
製作物外観
図1 システム構成
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