大学校及び設置科 北海道職業能力開発大学校 電子技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 ディジタル回路技術、PLC制御、マイコン制御
課題に取り組む推奨段階 PLC利用技術、マイコン・インタフェース技術、プログラミング技術などの基礎を習得した段階
課題によって養成する知識、技能・技術

PLC、ワンチップマイコン、シーケンスプログラム

製作の目的と概要

 シーケンス制御をおこなうための装置はPLCなどがあり、工場のラインなど、自動運転する装置の中に組み込まれています。本PLCは、一般家庭などの身近なところで使用することを目的とし、汎用的な機能の他に、独自の機能や命令が設定されます。さらに、使用目的に合わせて機能を拡張することが容易で、市販品の価格に比べて低コストで製作できます。

成果

 コンソールはシーケンスプログラムの作成、変更及び実行、停止を指示する装置です。CPUユニットは、コンソールからの信号により、シーケンスプログラムの保存、実行、停止をおこなうユニットです。入力ユニットと出力ユニットはCPUユニットと外部装置間のON/OFF情報をやり取りするためのインターフェースです。さらに、特殊ユニットを追加することにより、家庭内における防犯機能など、さまざまな場面に特化した動作をすることができます。
PLCの製作 (H18)の画像1
<図1 コンソールとPLC本体の外観>
PLCの製作 (H18)の画像2
<図2  PLCの全体構成>