大学校及び設置科 近畿職業能力開発大学校 附属滋賀職業能力開発短期大学校 情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 工場内ネットワーク、C言語
課題に取り組む推奨段階 C言語およびネットワーク関連の単位修得後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、Linux(R)組込み技術、C言語によるプログラム開発、ドライバー開発、回路設計・製作、クロス開発環境構築、C言語によるCGIプログラミング技術などの実践力を身に付けます。

製作の目的と概要

現在、地球温暖化を初めとした多くの環境破壊が進み、生態系にも悪影響を及ぼしています。温暖化の主な原因が温室効果ガスであり、その中でも二酸化炭素は一番影響度が大きいと言われています。そこで、人のエコ意識を啓発するために電気の使用量から電気料金や二酸化炭素の排出量を確認できるシステムの開発を行いました。
開発を通して、必要となる電子および情報の技術の他に訓練生に対してもエコに対する考え方の啓発を行うことを目的としています。

成果

SH3マイコンボードに、センサを接続するためのインターフェース回路の制作を行い、またSH3上には組込みOSとしてLinux(R)環境を構築し、データを習得するためのデバイスドライバの開発、またユーザに対し情報を表示するためのWebインターフェースをCGIを用いて制作しました。写真1は作成したシステムのハード部の写真であり、また写真2には、Webインターフェースのスナップショットを示します。
現状では、システムの不安定さ、取得データの検証等の課題が残っています。
エコ意識啓発システムの製作(H21)の画像1
写真1 システムのハード部
エコ意識啓発システムの製作(H21)の画像2
写真1 Webインターフェース