ギョウジャニンニク栽培用LED光源のPPFD設計と栽培実験(H18)
大学校及び設置科 |
東北職業能力開発大学校 附属青森職業能力開発短期大学校 電子技術科 |
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 |
オプトエレクトロニクス技術 |
課題に取り組む推奨段階 |
LEDの利用技術などの基礎を習得した段階 |
課題によって養成する知識、技能・技術 |
LED光源、PPFD |
製作の目的と概要
ギョウジャニンニクはユリ科ネギ属に属する山菜です。これは自然状態で種から成株に成長するまで少なくとも5〜6年かかり、増殖力も非常に弱い植物です。そこで生育期間の短縮を目的として、赤色と青色の2色のLEDを用いて光合成有効量子束密度(PPFD)が100μmol/?/s以上、青色光子数と赤色光子数の比(B/R比)が0.1程度になる平面アレイを設計、製作し、ギョウジャニンニクの栽培実験を行いました。
成果
赤色と青色の2色のLEDを用いてPPFDが100μmol/?/s以上、B/R比が0.1程度になる配列パターンを見出し、平面アレイを設計、製作しました。そして栽培ボックスに平面アレイを取り付け光電力を測定しPPFDに換算した結果、100μmol/?/s以上でした。
ギョウジャニンニクの栽培実験を行っている途中ですが、正常な苗は1日に15mmから20mm程度のスピードで成長していることがわかりました。