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課題の要約
県産木を使った軽量木製椅子の製作(H21)
大学校及び設置科
沖縄職業能力開発大学校 住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、基礎工学実験、建築材料実験、インテリア計画、インテリア設計実習
課題に取り組む推奨段階
建築材料実験およびインテリア計画修了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、地元木材の性質や強度特性を学ぶとともに、ものづくりに対する姿勢や方法を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
亜熱帯気候に属する沖縄県本島地方は、様々な種類の広葉樹が生息しています。沖縄県では工芸技術支援センターを中心に、県産木の利用の振興や工芸技術の促進が図られていますが、その利用状況は、県の産業としてはまだ未成熟であり、一般的には材質的な魅力や価値はあまり評価されていません。
そこで本研究では、数種の県産木にみられる強度を活かし、高い強度性能や加工技術が求められる軽量木製椅子の製作を行うことで、県産木材のさらなるPRにつなげていきたいと考えました。
成果
本研究・製作により、既存の木製椅子80種の重量を調査し、統計を取ったところ、平均値で5.1kgとなり、軽量の基準値として10%tileとなる3.3kg以下を示しました。また、今回使用するリュウキュウマツ、ウラジロガシそれぞれの曲げ試験、縦圧縮試験、せん断試験を行ったところ、一般的に使用されている木工用材と比較しても十分強度が大きいことが確認できました。それらリュウキュウマツ、ウラジロガシを用いた、2脚の椅子を製作したところ、試作品1に関しては2.53kg、試作品2では2.34kgの重量で製作することができました。実際に座ることが可能な椅子を製作し、示すことによって、沖縄県産木材の材質の丈夫さを示唆するサンプルとしてアピールするものが製作できたと思います。沖縄県産木材としての優れた点を活かし、丈夫さという機能的な付加価値をもたせることで、実用性の高い製品開発および県産木材の評価の向上となり、県産木材産業の発展につなげられると考えます。
写真1 試作品1
写真2 試作品2
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