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課題の要約
自動サンシン演奏機の設計・製作(H21)
大学校及び設置科
沖縄職業能力開発大学校 制御技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、機械加工、センサ工学、シーケンス制御、空圧制御、設計・製図
課題に取り組む推奨段階
シーケンス制御、油圧・空圧制御、機械加工実習修了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して主に、シーケンス制御の実践力を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
三線(サンシン)は沖縄を代表する楽器です。棹と呼ばれる棒に三本の糸が張られたサンシンは、琉球王朝文化圏において欠かすことができない楽器のひとつであり、沖縄では多くの方に親しまれています。
今回の総合制作実習では、沖縄で親しまれているものを利用し、エンターテイメント性のある装置の製作を検討した結果、サンシンを自動で演奏する装置の製作を行なうこととしました。またこの製作を通して、今までに習得したPLC制御、エアシリンダ、モータ等各種制御機器の知識および機械加工の技術を深めることを目的としました。
成果
本装置は、アルミフレーム材を使用して本体を製作し、その中央部にサンシンを固定する構造としました。装置寸法は、幅1100[mm]、高さ1040[mm]、奥行き700[mm]です。写真1に演奏機の外観を示します。
押弦部(棹に張られた弦を押す部分)はレリーズ(カメラのシャッターの開閉を遠隔操作する器具)をエアシリンダで駆動し弦を押す機構としました。また、弾弦部(胴の部分で弦を弾く部分)は、サーボモータでレリーズを円弧状に動かしながら弦を弾く機構としました。コントローラは三菱製PLCを利用し、演奏する曲に合わせ、エアシリンダ、サーボモータを制御しています。
今回は「サトウキビ畑」を演奏曲とし、ゆっくりとしたテンポではありますが、演奏することができました。
写真1 自動サンシン演奏機
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