大学校及び設置科 関東職業能力開発大学校 建築施工システム技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 安全衛生管理・実習、施工法詳論、建築生産管理、施工図書実習、鉄筋コンクリート構造施工・施工管理課題実習
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年次
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、実践的な課題解決能力を身に付けます。

製作の目的と概要

グループでの「ものづくり」学習を通し、「自ら学び、自ら課題を設定し、課題を解決できる能力」を習得します。
「ものづくり」で一番重要な施工計画を中心に課題を進め、昨年度作成資料を活用し、3DCADを用いた施工プロセスの『可視化』による表現方法を提案します。
その効果を検証することで施工管理(P・D・C・A)の一連の流れを体験し、建築技術者として必要な技術の基礎を学びます。

成果

建築施工計画は、図面・仕様書・工程表・文書等様々な手法を用いて表現されていますが、どれも抽象的です。そのため表現されている内容は、建築技術者にしか理解できない内容も多く、同じ建築技術者でも経験の差によって理解の内容に大きな差があるのが現状です。
この現状を、3DCADを使用して可視化(見える化)することにより建築技術者でなくても内容の理解が可能となります。理解が可能であれば、関係者間の意志の統一が図られ工事完成後の手戻り工事の発生が防止できると考えられます。さらに、3DCADを活用して事前に検討を行なえば、共通理解の上で、工期短縮・品質向上・コスト削減・安全向上に有効です。
鉄骨構造建築物の施工管理 〜3DCADを用いた施工プロセスの表現方法の提案〜(H21)の画像1
写真1 課題建築物外観の実際の写真
鉄骨構造建築物の施工管理 〜3DCADを用いた施工プロセスの表現方法の提案〜(H21)の画像2
図1 課題建築物外観の3D再現図
鉄骨構造建築物の施工管理 〜3DCADを用いた施工プロセスの表現方法の提案〜(H21)の画像3
図2 課題建築物内観3D再現図