大学校及び設置科 関東職業能力開発大学校　生産システム技術系共同開発
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 機械系は、機械設計技術、機械加工技術、組立調整技術。電気電子系は、マイコン利用技術、PLC利用技術、プリント基板設計技術、配線技術。情報系は、インターフェイス設計制作技術、データーベース設計技術、画像処理技術。
課題に取り組む推奨段階 機械系は、精密機器製作課題実習、自動化機器製作課題実習終了後。電気電子は、電子回路装置設計製作課題実習、マイコン制御装置設計製作課題実習終了後。情報系は生産ネットワークシステム構築課題実習、画像計測システム構築実習終了後。
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、「ものづくり」の全工程の生産管理を主体的に行う複合化した技術、技能及びその活用能力(応用力、創造的能力、問題解決能力、管理的能力)の実践力を身に付けます。
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製作の目的と概要

過去の開発課題では、開発する装置によっては3科の技術要素に偏りがあり、本当に取組みたい技術に挑戦できないという声が挙げられていました。そこで、応用課程2年間の集大成として、3科が技能・技術をバランスよく活かせる課題を検討し、習得した基本要素に加えて、応用要素を取り入れた課題の開発を行いました。また、学生の開発課題への関心や、モチベーションを高めることを目的に、他の大学校と技能・技術を競い合える技能競技型課題にすることにしました。

成果

開発目的をもとに検討した結果、受注から出荷までを行う自動組立生産ラインを想定した装置を競技課題としました。生産する製品は、自作の電子製品としました。競技課題が目的であるため、課題の共通仕様や評価基準をはじめに作成しました。その後グループを2チームに分けて、仕様に基づいた装置の製作を行いました。図1に製作した「LED表示器組立て装置」を図2に「デジタル時計組立て装置」を示します。
製作終了後に評価基準に基づいて2つの装置の評価を行い、技能競技として成立することを確認しました。
応用課程技能競技型課題の検討と開発(H21)の画像1
図1 LED表示器組立て装置
応用課程技能競技型課題の検討と開発(H21)の画像2
図2 デジタル時計組立て装置
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