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課題の要約
エアホッケー台の製作(H21)
大学校及び設置科
関東職業能力開発大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
機械製図、CAD実習、機械加工・工作実習、レーザ加工実習、シーケンス実習
課題に取り組む推奨段階
レーザ加工実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、機械製図、機械加工、機械工作、レーザ加工、油圧・空圧制御、シーケンス制御、報告書作成、プレゼンテーション等の総合的実践力を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
エアホッケーは二人の対戦者が台の両側に立って、台上の円盤を打ち合い相手ゴールへ打ち込むゲームです。台の上面は平滑で、多数の小穴からの空気流によって円盤を浮上させるので摩擦が少なく、強く押し出された円盤は四方のフェンスで反射して動き続け、弱く押し出すとゆっくりとすべるように動きます。当校では地域貢献の一環として、地元市主催の子供向け科学体験ツアーや工業祭等の展示イベントに参加していますが、これらイベントで活用できる新しい制作課題について、学生に意見を求めたところ本課題に取組みたいとの希望が出されました。この台はゲームに用いる他、物理的な視点からは、低摩擦下の物体運動の観察が可能で、摩擦・慣性・運動量等の科学体験テーマとなり得ます。また、手作りの製作物で多くの人にゲームを楽しんでもらい、ものづくりの大切さをアピールできる事、設計・加工・流体・制御等の要素を適度に含む点等から、総合制作課題として取組むことにしました。
成果
レーザ加工で多数の小穴をあけたアクリル上板とアルミ平角棒で送風箱を構成し、フェンスを兼ねた木枠で囲むように保持し既存のテーブル上に置きました。市販品の0.4kW送風機からダクトホースを通し送風箱に空気を送り、台上の樹脂製円盤を浮上させることができました。台両端の木箱内にアルミ製ゴールボックスを置き、光電センサで進入物を感知、PLCでカウントし、表示板に得点をデジタル表示させました。
写真1 製作したエアホッケー台
写真2 側面配管ポートと送風機
写真3 上板のレーザ加工
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