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課題の要約
天井クレーン運転技能向上に関する一考察(H21)
大学校及び設置科
港湾職業能力開発短期大学校 神戸校 港湾技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、物流機械工学概論、物流機械工学特論
課題に取り組む推奨段階
物流機械運転実習、港湾機械運転実習修了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、安全なクレーン運転技術と技能向上のための練習方法を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
本研究では、クレーン運転士免許試験の実技課題に含まれる技能要素を分析し、運転初心者の技能習熟状況ごとの技術課題を明確にします。クレーンのつり荷に加速度センサーを取り付け、練習開始初期、中期、後期における振れ量の変化や設置された障害物への接触状況などを調査します。あわせて、つり荷および運転者の手元、ガーダー上を横行するトロリをビデオ撮影し、操作ハンドルを「入」・「切」するタイミングとつり荷の振れ量の相関を視覚的に検証します。
クレーン運転初心者に対して、天井クレーンの特性を明らかにし、実用的な実技試験の練習方法を提案します。
成果
コース発進時の斜行走行では、走行ハンドル操作と横行ハンドル操作を同時に行います。走行は1ノッチのため走行方向の振幅が小さくなりますが、横行は0から2ノッチに段階的に速度を上げるため、走行方向の振幅に比べ横行方向の振幅は大きくなります。(図2)
今回の実証実験では、対象者を初心者と経験者としたが、双方で振れ量の判断に違いがみられました。前者は振れ量を過小に認識してしまい、振れ止めの際の追加ハンドル操作を短時間で終わらせてしまう傾向にあることがわかりました。
また、通常運転者は荷の振れと操作ハンドルを同時に俯瞰できないため、運転終了後すぐに撮影されたビデオを見ることで、自身の操作を確認することができることは、技能向上のためには有効であることがわかり、天井クレーンの運転技能向上に向けて自身の不得手な箇所を把握し、操作方法の違いでクレーンの動作状況が変わり、荷の振れに影響することを視覚により理解できる方法を提案することができました。
図1 天井クレーンの外観
図2 荷の振幅データ
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