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課題の要約
ハイブリッド発電機の製作(H21)
大学校及び設置科
九州職業能力開発大学校 電子技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
電気工学、電子工学、コンピュータ工学実習、電子CAD実習
課題に取り組む推奨段階
電子CAD実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、電子回路設計、電気回路設計、ディジタル回路設計、プログラミング、製品製作の技術を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
毎年、年末の北九州市の風物詩として市民に親しまれている小倉イルミネーションに使用する電源に、従来は商用電源を用いていましたが、その電源の一部にCO2排出の削減や、エコロジーを取り入れたいと考えているのとの相談を受けました。昨今の技術開発で特に注目されている技術であるので、総合制作実習課題として取り組みました。
この実習課題では、一般的な太陽光発電と、さらに夜や曇りの日でも発電が行えるように風力発電を組み合わせたハイブリッド発電を製作しました。電気回路、電子回路、ディジタル回路、コンピュータ工学などの多くの技術的要素が含まれています。この製作物は、小倉イルミネーション期間中展示し動作させることを目標にして検証を行いました。また来年度に向けて、新たな発電装置として振動発電についても製作し、発電量と発電回路の検証を行いました。
成果
太陽電池と風力発電のハイブリッド発電機は、小倉イルミネーションの期間中、問題なく動作し、多くの市民を楽しませることができました。振動発電については、発電量はわずかであるとわかりましたが、発電システムとしての技術を完成させ、九州ブロックポリテックビジョンで展示を行いました。その結果、展示専門課程電気・電子システム系部門で最優秀賞をいただきました。
写真1 ハイブリット発電機
写真2 ハイブリッド発電装置の展示状況
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