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課題の要約
左官の伝統工法としての土蔵壁の再現(H21)
大学校及び設置科
職業能力開発総合大学校 小平キャンパス インテリア科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
安全衛生、建築材料、仕上げ実習
課題に取り組む推奨段階
仕上げ実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通じて、伝統的な左官作業の技術を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
江戸末期から明治にかけて、都市における商家の建築として盛んに用いられた土蔵造りの建物は、今日ではその姿をほとんど消してしまいました。その理由は、土蔵造りには多額の費用と非常に長い工期が必要であるためです。
今回の総合制作実習では、この土蔵造りを取り上げ、その下地作りから漆喰磨き仕上げまでの工程を経験することで、土蔵壁の構造やその施工上のポイントを理解するとともに、左官における伝統的な工法としての土蔵造の持つ良さを体得することを目的としました。
成果
この総合制作実習では、土蔵壁に関する調査から始めて、小さいながらも実際に土蔵壁を制作したことで、その構造や特徴を理解することができたと同時に、土蔵壁の施工のプロセスを体験することができました。
土蔵壁を施工するには、木舞いをかく作業から始まり、土を作りそれを寝かせる時間、荒打ち作業後に要する長い乾燥時間など、現代の左官作業からは考えられない施工に要する長い時間が必要でした。しかし、最後の漆喰の磨き仕上げ作業が終了して、実際に土蔵壁が完成した時に、なぜこれらの長い工期が必要であったのかよく納得ができたこと、さらには、漆喰仕上げ塗り直後の表面の手触りやひんやりとした感覚を体験できたことで、実際に土蔵壁を作ってみないとわからない貴重な経験ができたと考えています。
図1 完成した土蔵壁
図2 木舞下地
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