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課題の要約
豆腐包装ラインの改善(H21)
大学校及び設置科
東北職業能力開発大学校 生産システム技術系共同開発
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
生産機械は安全衛生、自動化機器応用実習(PLC)、精密機器設計、自動化機器設計、精密加工応用実習、CAD設計応用実習、生産電子は安全衛生、制御技術、制御技術応用実習
課題に取り組む推奨段階
標準課題実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
課題を通して、総合的な設計、製作、制御に関連する技術や技能を身に付けます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
豆腐を主力商品として製造・販売しているT社から、「豆腐製造ラインの中の商品包装工程の改善を検討して欲しい」という依頼があり、開発課題テーマとして取り組みました。図1に、取り組み開始時の「豆腐包装ライン工程」を示します。工程?では、豆腐カップをコンベアの上に乗せ、さらに、その上にタレ袋を乗せる作業を作業者が手作業で行っています。工程?では、搬入されたカップとタレ袋を自動包装機が1つずつ包装し、工程?では、異物混入検査機が異物の混入を検査します。工程?では、作業者が包装された商品を手作業で箱詰めします。
今年度は、作業者の負担軽減を目的として、工程?と工程?の自動化に取り組みました。
成果
工程?を自動化した「タレ袋自動供給装置」の概観を写真1に示します。これにより、ストッカに装填したタレ袋テープを引き出しながら、一つ一つ切断し、豆腐カップ上に正確に乗せることができます。タクトタイムは1.4[秒/個]でした。これは熟練作業者とほぼ同じ時間です。写真2に、工程?を自動化した「豆腐自動箱詰め装置」を示します。包装された商品を整然と箱詰めできます。T社からは、「ラインの改善時に、ぜひ参考にしたい」という評価をいただきました。
図1 現在の豆腐包装ライン
写真1 タレ袋自動供給装置
写真2 豆腐自動箱詰め装置
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