イオン濃度一定化におけるPAM、PWM制御技術の適用(H18)
大学校及び設置科 |
沖縄職業能力開発大学校 電気技術科 |
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 |
アナログ回路技術、ディジタル回路技術 |
課題に取り組む推奨段階 |
イオン発生技術、PAM制御技術、PWM制御技術、パワーエレクトロニクスなどの基礎を習得した段階 |
課題によって養成する知識、技能・技術 |
イオン発生器、PAM、PWM、圧電トランス |
製作の目的と概要
近年、健康志向を背景にエアコン、空気清浄機等の家電製品にマイナスイオン生成器が付加されるようになりました。このようなイオン生成器では、電源のON、OFFのみによる制御となり、イオン生成量は固定となります。しかし、固定化されたイオン生成量では、部屋の広さ、容積が大きくなるにつれ、イオン濃度が小さくなるという問題点があります。そこで、問題点を解決するために、簡易的な手法によるイオン生成量制御を提案します。
成果
本総合制作では、イオン生成量の制御デバイスとして圧電トランスに注目し、そのデバイスの制御にPAM、PWM技術の適用を検討しました。結果として、イオン生成量の制御は可能となりましたが、圧電トランスの特性による不具合があるため、その不具合点の原因究明と問題点の解決を進めていくことが、今後の課題となりました。