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課題の要約
竹炭粉砕機の設計・製作(H22)
大学校及び設置科
九州職業能力開発大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
機械設計製図、機械要素設計、CAD/CAM実習、機械加工実習、機械工作実習、数値制御加工実習等
課題に取り組む推奨段階
機械設計製図、CAD/CAM実習、機械加工実習、機械工作実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術
主として、機械設計技術、CAD/CAMおよび機械加工、溶接の技能・技術の実践力を身につけます。
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
竹は木材に比べて加工しづらいという欠点もありますが、炭化された竹炭には抗菌・浄化作用があり、これを粉砕することによって土に吸収されやすい肥料として活用でき、作物がよく育つ環境をつくることができます。
北九州市には合馬という竹が有名な場所もあり、地域の特色を生かした竹炭を粉砕する機械の製作を行いました。
成果
竹炭粉砕機は、まず竹炭を一番上の投入口から入れ、第一粉砕部にて羽根のついた円筒ドラムが回転して大まかに粉砕し、下部に取り付けた網目を通じて第二粉砕部へ落下させます。
そのあと第二粉砕部では、細かい(3mm程度)粒子に粉砕した竹炭が受け皿へ落ちてくるようにしました。
最後に、防錆用塗料と装飾用塗料を塗付し、より見栄えよくしました。
設計においては三次元CADによる設計、部品加工においては旋盤加工、フライス加工、数値制御加工を用い、モータ制御部も加え、実習で習得した技術・技能の総合的な向上を図ることができました。
図1 竹炭粉砕機
図2 竹炭粉砕機
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