大学校及び設置科 九州職業能力開発大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 電子回路、電子工学、電子回路設計製作実習、組込みソフトウェア基礎実習、データ構造・アルゴリズム実習、計測制御技術、マイクロコンピュータ工学実習、移動体通信技術、インターフェース製作実習、機械工作実習、ものづくりプロジェクト
課題に取り組む推奨段階 インターフェース製作実習、マイクロコンピュータ工学実習終了時期
課題によって養成する知識、技能・技術

電子回路設計、マイクロコンピュータ制御プログラム、移動体通信技術などの知識・技術に加え、競技の企画・開発に関する応用力を身につけます。

製作の目的と概要

平成21年度、電子情報技術科が新設されたのをきっかけに、電子情報技術科の特色の一つである情報・通信要素を盛り込んだ新しいロボット競技を考案することとしました。
 学生においてはこれまで学習してきた内容の総括的な内容であるため、よりいっそうの技能・技術の習得が可能であると同時に、競技を考案するための企画・開発力も合わせて習得できると考えています。
 競技内容は自律型ロボットがライントレースを行いながら、カラーボールをゴールに入れることで得点を競うものです。ボールのカラーとゴールの形状にはそれぞれ3パターンあり、難易度と得点が異なります。従来競技と違うところは無線(Zig-bee®)でロボットに指示を送るところです。パソコンから無線でボールの色とゴールの位置を指示します。

成果

競技の企画・提案、競技用ロボットの製作、競技用フィールドの製作など多くの作業がありましたが、九州ポリテックビジョン2011でデモンストレーションすることができました。
今後、川内短大、沖縄能開大とともに新ロボット競技の開催計画があり、その足がかりとなるデモンストレーションとなったと思います。
無線モジュールを用いた新ロボット競技の提案と試作(H22)の画像1
図1 競技の流れ
無線モジュールを用いた新ロボット競技の提案と試作(H22)の画像2
図2 競技中の様子