IC タグを活用した倉庫管理用AGV の製作(H18)
大学校及び設置科 |
港湾職業能力開発短期大学校 神戸校 港湾技術科 |
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 |
プログラミング技術、PLC制御、パソコン制御、センサ技術 |
課題に取り組む推奨段階 |
RFID利用技術、無線LAN利用技術、プログラミング技術の基礎を習得した段階 |
課題によって養成する知識、技能・技術 |
在庫管理、ICタグ、無人搬送車、無線LAN |
製作の目的と概要
現在、物流倉庫や工場ラインにおいて、機械化、情報化を融合した荷役機器が数多く使用されています。
本課題では、近年、物の管理手段として注目を集めているICタグ(RFIDタグ)のリーダを搭載した、倉庫内の荷物や工場内の部品を自動搬送するAGV(無人搬送車)を改良することを目的としています。このAGVを走行させることにより、荷物に取り付けたICタグを読み取って倉庫内の在庫管理を行う方法を考察します。
成果
ICタグ(RFIDタグ)リーダ/ライタとアンテナを搭載したAGVを製作し(写真1参照)、コースを走行させ(図1参照)、荷物に取り付けたICタグを読み取らせました。荷物は3種類それぞれ5個程度でしたが、問題なく読み取り可能でした。制御プログラムは構造化プログラミング言語を使用し、読み取った商品データはデータベースとして保存され、Webサーバーと無線LAN経由でデスクトップパソコンからWebベースで閲覧可能としています。
<写真1 製作物概観>
<図1 AGV 走行コース>