大学校及び設置科 四国職業能力開発大学校 生産システム技術系共同開発
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 精密機器設計製作課題実習、電気制御システム課題実習、計測システム応用構築実習
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

製作を主体とした製品設計技術、複合的な製品製造技術、電子制御技術、プログラミング技術、製品設計製造情報のドキュメント作成及び管理技術

製作の目的と概要

本テーマは本校住居環境科を通じて、久万材の家づくり推進協会より提案して頂いたものです。ラティスパネル(1m×3m)とは、薄帯板を斜め格子状に重ねたパネルで、強度設計がなされています。ラティスパネルを木造住宅用耐力壁として施工するためにはビスを打つ位置を示す必要があります。そこで、ラティスパネルにビスを打つ位置の目印を施す装置の提案を目指します。
★技能・技術習得目標:
設計には関数電卓および表計算ソフトを、製作図の作成にはCADを、電子制御にはPLCを、画像処理にはHALCON®を用います。製造においては、汎用・NC工作機械、プリント基板作製装置などを複合的に活用します。

成果

・関数電卓および表計算ソフトで設計し、2次元および3次元CADで製作図を作成し、各種工作機械でメカユニットを製作しました。
・メカユニットに対応する動力およびセンサを選定し、PLCを用いて電子制御しました。
・GUI環境を構築し、HALCONの画像処理でケガキ位置を判断しました。
・図や表を効率的に利用した分かり易い報告書や発表会予稿原稿を作成し、発表会では制限時間内に伝えたい内容を説明しました。
・5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)の実現に努め、安全衛生活動を行いました。
★アピールポイント:
・平成24年3月22日に、久万材の家づくり推進協議会に報告して、好評を受けました。

※この課題情報シートには、学生が作成した予稿原稿が含まれています。
耐力壁ビス位置マーキング装置の開発(H23)の画像1
図1 製作した装置の外観
耐力壁ビス位置マーキング装置の開発(H23)の画像2
図2 ポリテックビジョンでの発表展示風景