大学校及び設置科 職業能力開発総合大学校 小平キャンパス 生産システム技術系共同開発
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 金型設計・製作技術、射出成形技術、電子回路技術、プリント基板設計、マイコン制御技術、無線通信技術
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

企画・開発力、問題解決力、マネージメント力、コミュニケーション・調整力、射出成形技術、2色成形技術、インサート成形技術、金型組立調整技術、プリント基板設計・製作技術、遠隔ネットワーク制御技術

製作の目的と概要

蛍や鈴虫は日本の風物詩として親しまれてきたが、近年では数が減少したため都会ではなかなか見る事ができなくなっています。本テーマでは、日本の風物詩を地域や季節を問わずに再現することを目的とし、家庭や料亭などの庭先に設置することを想定したシステムを開発します。
★技能・技術習得目標:
 これまで学んだ各専門分野の技術・技能の向上と共に、「ものづくり」全工程を行うことにより、複合した技能・技術及びその活用能力(応用力、創造的能力、問題解決能力、管理的能力等)を習得することを目的としています。具体的には、高度な金型設計・製作技術、プリント基板設計・製作技術、遠隔ネットワーク制御技術及び、製品設計製造情報のドキュメント作成及び管理技術などの習得を目標にします。

成果

射出成形による筺体の大量成形が可能であり、数十台の昆虫ユニットを製作して、鈴虫・蛍を再現し、さらにはこれらのユニットが協調演奏出来るシステムを開発しました。展示会や学会等への出展を行い、好評を得ています。今後、当校のクリスマスイルミネーションでの活用も見込まれています。
★アピールポイント:
音と光、筺体の親しみやすさで、子供から大人まで興味を持ってもらえる製品になりました。

※この課題情報シートには、学生が作成した予稿原稿が含まれています。
遠隔操作による昆虫ユニットの協調演奏システムの開発(H23)の画像1
図1 システム概要
遠隔操作による昆虫ユニットの協調演奏システムの開発(H23)の画像2
図2 筺体成形金型
遠隔操作による昆虫ユニットの協調演奏システムの開発(H23)の画像3
図3 基板