楽譜認識ソフトの開発(H18)
大学校及び設置科 |
北陸職業能力開発大学校 情報技術科 |
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 |
生産画像工学実習、ソフトウェア制作実習 |
課題に取り組む推奨段階 |
生産画像工学実習、ソフトウェア制作実習修了後 |
課題によって養成する知識、技能・技術 |
画像処理、プログラム設計・製作 |
製作の目的と概要
現在、さまざまな認識ソフトが存在しています。今回開発した認識ソフトは、楽譜画像の音部記号、変化記号、単純音符、単純休符、拍子記号を認識し結果を出力・保存するものです。楽譜には記号の形や大きさが異なるさまざまな楽譜があります。本ソフトは、認識精度に重点を置き開発を行いました。
成果
本課題では、楽譜画像の認識を行う際に画像を二重化し、マッチングを行いやすくしました。二重化に用いるしきい値は、判別分析法を用いて求めました。マッチングを行う際に比較する記号の雛形は、さまざまな楽譜に対応させるため同類の記号でも形の異なる雛形を複数用意しました。これらにより音部記号、変化記号、単純音符の認識についてはかなりの認識精度を得ることができました。また、認識結果の出力については、普通の音階出力に加え、テキスト形式での保存も可能にしました。