大学校及び設置科 九州職業能力開発大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 電子回路、電子工学、電子回路設計製作実習、組込みソフトウェア基礎実習、データ構造・アルゴリズム実習、計測制御技術、マイクロコンピュータ工学実習、移動体通信技術、インターフェース製作実習、機械工作実習、ものづくりプロジェクト
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

電子回路設計、マイクロコンピュータ制御プログラム、移動体通信技術などの知識・技術に加え、競技の企画・開発に関する能力

製作の目的と概要

 平成25年度からのポリテックビジョン新競技開始に向けて、電子情報技術科の特色の一つである情報・通信要素を盛り込んだ新しいロボット競技を試作・提案することとしました。
 学生においてはこれまで学習してきた内容の総括的な内容であるため、よりいっそうの技能・技術の習得が可能であると同時に、競技を考案するための企画・開発力も合わせて習得できると考えています。
 競技内容は自律型のロボットがサーバからブロードキャスト送信されてくる5つの目的地データを受信し、指定された順番に通過した後、スタート地点まで戻ってくるまでの時間を競うものです。
★技能・技術習得目標:
課題を通して、電子回路設計、マイクロコンピュータ制御プログラム、移動体通信技術などの知識・技術に加え、競技の企画・開発に関する能力を習得します。

成果

ポリテックビジョン2012にて、ポリテックビジョン新ロボット競技の提案を行いました。ポリテックビジョン2014の新競技実施に向けて、その足掛かりとなる提案になったと思います。
★アピールポイント:
従来競技に加えて、TCP/IPを用いた通信要素を加えることで、運営側から提示される条件をリアルタイムに受信して競技を行うことができます。

※この課題情報シートには、学生が作成した予稿原稿が含まれています。
無線モジュールを用いた新ロボット競技の試作と提案 (H23)の画像1
図1 競技の流れ
無線モジュールを用いた新ロボット競技の試作と提案 (H23)の画像2
図2 ロボット外観
無線モジュールを用いた新ロボット競技の試作と提案 (H23)の画像3
図3 運営側画面