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課題の要約
コンバートEVによる配送車の製作(H24)
大学校及び設置科
沖縄職業能力開発大学校 物流情報科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
物流機械工学概論、物流機械実習、電気・電子概論、制御工学、制御システム工学、制御実習、制御システム実習
課題に取り組む推奨段階
専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術
電動モータの知識、制御技術、自動車の機構、バッテリーの知識
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
物流業界においては、今後クリーンな物流システムの構築を考えていかなければならない時代にきています。物流配送においても今までのディーゼルエンジンのトラックから今後、電気自動車に置き換わることも考えられます。港湾におけるクレーンにいたっては、既に電動機で動いており、電気モータへの移行が広がっています。
そこで、物流情報科において総合製作実習のテーマに「コンバートEV」を取り上げることにしました。このテーマを通し学生に「電動機」の知識を身に付けさせることができ、電動機を利用したシステムを学ぶことができると思われます。さらに、既に出来上がったシステムで勉強するよりも自分たちで改造することで、より身近に学習できると思われるし、何よりコストの面でも安いコストで済むのではないかと考えられます。
★技能・技術習得目標:
物流機械工学において、物流配送機器としてフォークリフト、クレーン等を学んできました。その知識を生かし自動車の構造を理解します。電気・電子概論で電動モータの知識を学び制御技術でモータ制御を学びその技術を電動モータ制御に生かします。
成果
配送車として、軽のガソリン自動車を購入しエンジンを外し電動モータに置き換えました。車検を前提とした仕様にするために必要部品を購入しました。しかし、ミッションと電動モータを繋ぐフランジの加工ができず、今年度は設計途中で終了しました。
★アピールポイント:
物流情報科でコンバートEVを行うことは、大変意義があると思います。残念ながら指導員の力不足で完成に至りませんでしたが、平成25年度中の完成を目指します。
図1:ベース車
図2:変速機側軸+スプライン軸
図3:モータ側
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