大学校及び設置科 東北職業能力開発大学校 附属青森職業能力開発短期大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 機械工作実習、マイクロコンピュータ工学実習、インターフェース製作実習、組込み機器製作実習、ネットワーク技術、インターネットサーバ構築技術
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

インターフェース回路設計製作技術、組込ソフトウェア開発技術、TCP/IP通信プログラム開発、サーバアプリケーション構築

製作の目的と概要

本校周辺地域では農業従事者が多く、高齢化と後継者不足により仕事の継続が難しくなっています。そこで従来農業従事者が経験と勘にたよっていた農作業について、気象に関する情報を計測・数値化して蓄積し、それを若年農業後継者が利用できる情報として提供できないかを試みました。
 本課題では耕作地に設置して自立動作可能な観測スポットを設置し、広域回線を使ってサーバに収集したデータを蓄積するところまでを開発しました。
★技能・技術習得目標:
課題を通して、マイコン回路及びインターフェース回路の設計製作技術、組込み及びネットワークプログラミングの技法を習得します。

成果

ソーラーパネルと鉛蓄電池を使用して自立動作可能な観測スポットを製作し、広域回線を使ってサーバに収集したデータを蓄積できるシステムを開発しました。計測したデータと積算日照時間等の農業情報との比較は継続課題として取り組みます。
★アピールポイント:
ポリテクニックビジョンの専門課程の部で銀賞を受賞しました。
農業用観測スポットの製作(H24)の画像1
図1 システム構成
農業用観測スポットの製作(H24)の画像2
図2 観測スポット外観
農業用観測スポットの製作(H24)の画像3
図3 計測データの表示