大学校及び設置科 近畿職業能力開発大学校 附属滋賀職業能力開発短期大学校 住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 環境工学実験?・?、CAD実習、建築設計実習?・?、建築構造力学?・?、建築施工実習?・?
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

建築物の調査及び報告書作成技術、建物含む周辺環境計画技術、補修改修設計技術、工事工程表を含む工事計画書作成技術、鉄骨補修に係る施工技術、施工要領書作成技術

製作の目的と概要

公共建築物のロングライフ化のために調査から設計、さらには施工までを行うことを通して、建物の調査の手法、原因究明、補修改修設計、周辺環境改善を含む改修実施設計、実施設計図書に基づく施工計画、工事写真を含む工事報告書作成、施工要領書作成等の建築に関する一連の行為を行うことにより総合的な技術を習得することを目的にしました。
★技能・技術習得目標:
課題を通して、調査・設計・施工の要領を理解し、調査・設計から具体的に工事を行うことにより、建築に関する一連の行為を総合的に習得します。

成果

建築物の調査・設計・施工という建築のものづくりの一連の作業を通して行うことにより、より具体的に物事を考えられるように成りました。また、2年間で学んだカリキュラムに加え、実施の中では、常に創意工夫が必要であることを各作業を通して、特に設計から施工へと進む過程で確認することができました。
★アピールポイント:
電子情報技術科と生産技術科との連携により調査、施工を行うことが出来ました。具体的には迷走電流測定に必要な飽和硫酸銅照合電極の制作、また補修改修施工において鋼管添板の加工と建築のものづくりとして調査から施工までを取組む上で、前提として他科との連携があることは大きな強みでした。
公共建築物のロングライフ化のための調査・設計・施工(鋼管柱脚部迷走電流電解腐食)(H24)の画像1
図1 現況鋼管柱脚部腐食
公共建築物のロングライフ化のための調査・設計・施工(鋼管柱脚部迷走電流電解腐食)(H24)の画像2
図2 迷走電流調査
公共建築物のロングライフ化のための調査・設計・施工(鋼管柱脚部迷走電流電解腐食)(H24)の画像3
図3 鋼管添板取付工事