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課題の要約
ネットワークを利用した温度・湿度管理システムの製作(H24)
大学校及び設置科
四国職業能力開発大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
ネットワーク技術、マイクロコンピュータ工学、センサ工学、組込みオペレーティングシステム
課題に取り組む推奨段階
専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術
システムプログラミング技術、データベースプログラミング技術、ネットワークプログラミング技術、マルチスレッド処理、Webアプリケーション技術、Windows®アプリケーション技術
課題情報シートをダウンロードする
製作の目的と概要
近年、省エネに関する意識、対策が求められる中で、空調機の設定温度による節約が一定の効果があると言われています。そこで、本課題では、ネットワークを利用して、各部屋に設置する温度、湿度センサの情報を収集し、各部屋の温度、湿度の変化をモニタリングするシステムを製作することとしました。冷房使用時(夏季)の室温が指定温度を下回る、もしくは暖房使用時(冬季)の室温が指定温度を上回る場合は、管理者に警告メールを送信します。また、温度と同時に湿度も計測し不快指数を求め、不快指数が高い場合も管理者に警告メールを送信するシステムとしました。本システムでは、マイコン、センサを用いたハードウェアと組込み技術、ネットワークを利用した通信技術、収集したデータをデータベースに保存し、対象とする場所、日時からデータを検索し、室温、湿度の変化をグラフ化する情報技術を融合するシステムです。
★技能・技術習得目標:
課題と通して、センサ、電子回路技術、基板設計製作技術、マイコン組込み技術、ネットワークプログラミング技術、データベースプログラミング技術を習得します。また、これらの技術を融合する技術を身に付けます。
成果
温度、湿度センサ、ネットワークを利用して室温をモニタリングするシステムを製作しました。計測データの誤差も使用したセンサ誤差範囲内となり、目標とするシステムが完成しました。室温、湿度の変化をグラフ化することで、計測データの見える化、電子技術、通信技術、情報技術の融合技術を身に付けることができました。
★アピールポイント:
電子情報技術科では、3本柱(電子、通信、情報)の融合を訓練の目的としており、これを達成する総合的課題となりました。
図1 システム構成
図2 グラフ化
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