近年様々な通信方法があり、その中でもLEDを利用した可視光通信が注目され始めています。可視光通信は、目に見える光「可視光」を使って通信を行う技術のことです。可視光通信の利点として、?既存のインフラ設備を用いて通信が可能であること、?LED照明のあたっている場所のみに通信するために管理がしやすくセキュリティ面で優位であること、?電磁波を利用せず光を利用するのでペースメーカーの誤動作などの影響がなく、病院、飛行機などの通信などにも有用であることがあります。現在は、屋内・屋外照明、信号機、自動車のランプへの導入が期待されています。
我々は、MP3プレーヤの音声情報をPFM(Pulse Frequency Modulation)変調し、LED照明をON/OFFさせ、その光をフォトダイオードで受光し、復調したうえでスピーカーに出力する、情報送受信装置(図1)を開発しました。